豆柴の去勢手術 メリット・デメリット

豆柴の去勢手術までの流れ 去勢の時期と費用

お久しぶりです。

うちの豆柴(♂)ですが、生後6ヶ月を過ぎたので去勢手術してきました。
前もって調べたところによると

費用は2万円前後。(結局18000円でした)
時期は生後6ヶ月前後。

いつも通っているお医者さんに相談すると、

・電話で予約。
・午前中に預けて、夕方引き取りに行く日帰り手術
・縫う糸に対してアレルギー反応が出る子もいる。
・術後5日前後で、傷の確認のために受診。
術後14日前後で抜糸
エリザベスカラーは必須ではない

とのことでした。

実はすでにマーキング行動(散歩中、片足を上げて頻回におしっこをする)やマウンティング行動(クッションなどに腰を振り射精する)というような行動が見られていたので生後6ヶ月というタイミングは遅めだったのかもしれません。

でも、どこを調べても6ヶ月前後って書いてあったので一応それを待つことにしました。
豆柴君の体力的な問題もありそうだったので…。

豆柴の去勢手術のメリット

去勢手術をするとホルモンのバランスが変わります。
これは豆柴だから云々というわけではなく、犬一般として言えることですが、オスとしての行動が少なくなると考えればわかりやすいんじゃないでしょうか。

つまり、行動的には

・縄張り意識が少なくなるためマーキングが少なくなる(片足をあげての頻回のおしっこ)。
・マウンティング行動が少なくなる(腰振り行動)。
・噛むことが少なくなる。

このうち去勢手術で上の2つは確実に減りました。
噛むことに関してですが、うちの豆柴くんは元々他のワンちゃんとの喧嘩はしませんでしたのでよくわかりません。ワンちゃんによっては他のオスに対して対抗意識を燃やし、喧嘩するコもいるようなのでそのような行動は減ると思います。ただうちの豆柴くんも変な鳴き方で足に噛みつく・しがみつくというような性的な行動はなくなりました。
ただ甘噛みは相変わらず続いています。

また、健康上のメリットとして

・生殖器関係の病気の予防(前立腺肥大や精巣腫瘍など)
・性的欲求から解放されることによりストレスが軽減し、長寿になる。

これらはすぐには実感できませんが、恐らく後々にわかってくるんじゃないかと思います。

豆柴の去勢手術のデメリット

次はデメリットをみてみましょう。これらもあくまで犬一般の去勢手術のデメリットです。

・手術が失敗するかもしれない。
・太りやすい体質になる。
・精神的に幼さが残る可能性がある

手術失敗に関しては極々まれではありますが、起こるようです。去勢手術(避妊手術も)は全身麻酔で行われます。全身麻酔というのは痛み刺激に対しても反応しなくなるほどの意識レベルに落とすことです。
なんらかの病気や事故でそこまで意識レベルが落ちた場合、元に戻る率はとても低いことは想像できますよね?人工的にその状態に持っていくことが麻酔ですから、必ず生還するとは言い切れません。これが一番のリスクです。

性的欲求が食べることへの欲求に切り替わるからでしょうか?肥満になりやすくなります。その時にパピー用のフードを食べていたなら、そこから成犬用にする(パピー用は栄養満点ですからね)などの対策を講じる必要があるでしょう。
実際、うちはそうしました。あと、オヤツについても計画的に与えないとダメになります。

幼さが残るかどうかは正直よくわかりません。去勢手術後、じゃっかん甘えん坊になったような気がしなくもないっていうレベルでした。

去勢手術前日から術後までの流れと術後の注意事項

手術前日の夕食以降絶食です。朝は水も抜いておきます。
これは麻酔による嘔吐などで窒息を防ぐためだそうです。

当日の朝は軽めに散歩に行ってきました。というのも術後、散歩できるかどうか不安だったからです。散歩に出るようになってからはほぼ外でしかおしっこやうんちをしなくなってましたから、少し心配でした。

結果的には、当日の夕方は散歩に行ける状態ではありませんでした。麻酔が残っているせいでグッタリしていたので…(かわいそうすぎた)。

さて、朝何も知らずに病院へ送られた豆柴君。病院へ預けられるときは

「どこ行くんだよぉ」

的な顔をしていましたが、あまり振り返らずにあくまでさらっと置いてきました。
夕方引き取りに行くと、意外と元気そうでしたが動きが明らかにスロー。

お医者さんに「これどうされますか?お持ち帰りになられますか?」と摘出した睾丸を見せられながら言われたのですが、さすがにそれは辞退しました。持って帰る人もいるんでしょうか?

傷に関しての注意ですが、

「多少舐めるのはOK。でも、歯を引っ掛けて糸を引っ張ったりするようならエリザベスカラーを」

また、

・毎日2~3回イソジンで消毒(病院でもらえます)。
・抗生剤の内服が3日間。
・当日のご飯と水はいつもの半分くらいで。
・抜糸終わるまではお風呂は禁止。
・翌日から散歩はOK。

と注意事項がありました。

さすがに家に帰ってもぐったりしています。立ったまま寝るレベルです。
顎の下に手を添えると頭を預けて眠ってしまいます。
先程も書きましたがとても散歩にいけるような感じではありませんでした。

しかし、麻酔が切れると活発になることが予想されたので、念のために急いでエリザベスカラーを買いに行きました。ペットショップに閉店ギリギリで滑り込んで購入。しかも、あんまり可愛いのがなかった…。

うちのようにならないために、エリザベスカラーは先に準備しておくのが良いと思います。

 

 

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その日は早めにケージで就寝させました。

去勢手術翌日から抜糸までの流れ

翌日から散歩に出たがりましたので連れていきました。

エリザベスカラーを装着していましたが、気にはなっているものの普通に動いてくれます。いつもの8割くらいの元気さでした。

翌々日からは完全に通常の活気を取り戻し動き回ってくれました。

豆柴はなんと言っても元気ですね!!

下の画像は手術の傷跡です。腫れも感染もなく経過して一安心。

抜歯後1日経過(手術から15日目)

去勢手術をして

去勢手術は健康な犬にメスをいれることになります。

胸が痛むのは確かですが、発情期に他のワンちゃんを傷つけたり、前立腺肥大などの病気予防。また、何より発情期に交尾をせずに過ごすことのストレス軽減などを考えて手術に踏み切りました。

実際、軽い発情期に入っていたのでその興奮のエネルギーは体感していましたし…。

もちろん、賛否両論あると思います。うちではこのような結論をし、また手術も無事に終わったので良かったですが、麻酔の残った豆柴君のグッタリしている姿は怖いものであったのも事実です。

さて、去勢後の変化ですが、一番は食欲です。
それまではご飯を半分しか食べなかったり(オヤツをあげすぎ…)したのですが、去勢手術以降は出したらすぐに全部食べきります。

お散歩で知り合った豆柴ちゃん(♀)も避妊手術後に同じような変化があったそうです。特に彼女は食が細い方だったので飼い主さんも驚いておられました。

また他の変化として

・マーキングの回数が激減。そのかわりに一回の尿量は多い。
・少し大人しく甘えん坊になった。
・マウンティング(腰振り行動)も激減。

それ以外は今までと変わりありません。

みなさまの参考になれば幸いです。

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